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2017年09月24日

帝王切開でも立派なお産

今日は帝王切開を体験したお母様の感想を掲載致します。
(記事掲載に当たってはご本人より同意を頂いております)

2016.2 第1子 男児 2,694g 38週4日
自分中心の私から、子供の事を考える私へ ~帝王切開への気持ちの整理~
私がゆいクリニックを知ったのは、職場の子のお見舞いに訪ねたのがきっかけでした。その子は逆子でしたが、先生の外回転術でなおり、自然分娩ができたということでした。又、初めてフリースタイル出産を知り、前々からすぐに帝王切開になってしまう事に疑問を感じていた私は「何だか人間の力を信じて産むなんて楽しそう」という軽い気持ちでここを選んでいたように思います。
昨年の7月妊娠が判明してから順調に進み、27wで逆子、29wでなおったものの、32wで再び逆子、体操の効果なく36wで外回転術を受けました(この時までは何となく“なおるだろう”と深く悩まず、他人まかせだったのかも・・・憧れの産休ライフも逆子体操しながらもそれ以外は自分のスケジュールを考える毎日・・・)というわけで、外回転術をするも(助産師さんと史先生の2人がかり)ガンとして動かず・・・
助産師は「意志の強い子ですね」と言ってくれましたが私は内心“どんだけ頑固者なんだ”と感じていました。
先生の説明によると、私の逆子は単臀位という形で赤ちゃんのお尻が骨盤にすっぽりとはまり、足は上げたVの字の体勢になっている事。又、その体勢は下からのお産も不可能ではないという事でした。しかし、下からのお産になると一番大きな頭が最後に出ることになり、万一体が出た後に引っかかると、帝王切開にきりかえることは不可能であることを知らされました。いただいた説明書にも帝王切開は母親の危険の可能性が高く、逆子出産の場合は胎児への危険が多く記されていました。
夫婦で話し合い、帝王切開することにしようと受診したところ先生は「やっぱり下からのお産はやめる?昔は皆下からだから、家族なら言うけどこればっかりは・・・」と。
え~!?そんなに希望があるの!?と動揺しましたが、胎児の危険を考え、やはり帝王切開希望と伝えました。
高齢出産でしたが、体力に自信もあった私はどこかで出産を軽く考えていたのかもしれません。手術まで逆子もなおるかと淡い期待を持ちつつも、何がいけなかったのか「たられば」な事ばかり考え、もう手術したらゆいでアクティブバースは体験できないのかと哀しくなり、不安が重なりイライラ、家族へも当たり散らし泣いている事も多くなりました。
何とか気持ちの整理をし、いざ手術!
(その前にもたくさんの助産師さん達に逆子体操や対策を教えてくれ、事前に手術台にも寝かせてくれたり(見学)心温かい配慮賜りました)
開始(夫と妹に付き添ってもらい)15分で出産!?え~!?早!!カンガルーケア中も冷静な私、これが私の産んだ子か~と涙するも、中々実感わかず、しかし赤ちゃんは健康で元気に産まれてきてくれたことにほっとした瞬間でもありました。
手術初日は導尿しながらの寝たきり生活、夜な夜な聞こえる出産ラッシュの声・・・。部屋の感想ノートも自然分娩した人たちの達成感でいっぱい・・・気持ちを整理したつもりでいたが、頭ではわかっていても気持ちがついていかず悶々と入院生活を過ごし(前のページの人がどんなにうらやましいと思ったことか)
しかしふと逆子である理由はわかりませんが、思い通りにならない事にこだわっているのは出産も自分中心に考えていたのかと気づき、これまでの人生、大抵の事は自分の選択通りにできますが、胎児といえど自分とは別の存在なんだと改めて感じました。心底命の尊さを学びました。
手術後落ち込んでいた時、先生のブログを見て勇気づけられたものがあります。
「帝王切開は自然分娩とは違う大変さがあります。そして産まれてくる我が子の無事を願う思いはどんなお産であっても変わらないはず」
頭では分かっていますが、やはり直接誰かにそう言ってもらいたいんだとわかりまた涙・・・。
ってか先生!いつも淡々としてますけど、上記の事言ってくれると手術前の励みにもなるんだけどなー。自然を推奨してるので私の選択が間違ってやいないかと悩んでましたよー、ほっとしたー。
「帝王切開でも立派なお産」手術の前や後にもそうおっしゃってくれた助産師もいっぱいいたのにねぇ、本当に感謝します。
そんなこんなで自分中心の私が自分の体を切っても大切な命を授かり、これは大きな変化のチャンスなんだと思います。
今は手術で我が子を元気にとりあげてくれた先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。もちろん産前産後と様々なケアをしてくれた助産師さんたちにも頭が下がります
今では私も立派に出産した!と言えそう!
あと一つ欲を言えば、産む前やその直後に「よく頑張りましたね」と言っていただけると手術した私のような弱虫母さんでも自信を持って退院できるかなと思います。
最後に産前産後までいつも心に寄り添ってくれ、温かい声をかけていただいた助産師Yさんに深く感謝しています。最後の最後、退院前にDrに話しかけた時、「頑張った」と言ってもらい本当にありがとうございました。
帝王切開でも立派なお産
うまれてすぐ手術台のうえでご対面ハート
帝王切開でも立派なお産
これからずっと一緒だね







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島袋 史
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