こどもをメディアから守ろう
こんにちは
梅雨が明けたのかな??と思わせるような晴天が続くかと思いきや、また今週半ばから雨の様ですね
ゆいクリニックでは、初期のマタニティクラスで『2さいまではテレビを消して観ませんか?』というタイトルのパンフレットをお渡ししています。
そこから抜粋して、今日はメディアと赤ちゃんの影響についてお話したいと思います。
まずお伝えしたいことは、
① 赤ちゃんはテレビはいりません
⇒授乳はコミュニケーションの始まりです。おっぱいやミルクを上げる時も抱きしめて。
赤ちゃんはお母さんの目が大好きです
赤ちゃんは遊んで育ちます。
② 赤ちゃんにとって大切なものは…人を信じる心、親子の絆
⇒おっぱいを飲ませてもらう、オムツを換えてもらう、だっこしてもらう…
1日に何度も、赤ちゃんの要求にお母さんが応えますね。
赤ちゃんはそういったやり取りの中で、愛されていることを感じ「人を信じていいんだ」という心が生まれます。そして、赤ちゃんとおかあさん(世話をしてくれる人)の間には、強い心の絆が育まれていきます。
③ 親子の時間を奪っているのはメディア
⇒二度の国際調査で日本の子どもは世界一のメディア漬けであることが明らかになりました。外遊びの激減で、体力・運動能力はピークの85年から大きく劣化し、親子の愛着形成もメディア漬けで妨げられて、「孤独」を訴える子供は世界一多い29.8%にも達しています(2007年ユニセフ)
④ 視聴の影響
⇒表情がない。読んでも振り向かない。言葉が遅い。視線が合わない。テレビを消すと嫌がる。いっときもじっとしていない。いきなり奇声を発する。
テレビ漬けになると、手を使って遊びませんので、物の基礎概念が身につきません。
視線をテレビに奪われる事で、親子で目を合わせることができませんので、感情表現や大人のやり取りが少なくなります。人に合わせた模範も乏しくなります。すべて言葉が遅れる原因です。
⑤ メディアに頼らない子育てをしよう
⇒赤ちゃんの時期には…
五感を使う、身体を動かすことが赤ちゃんの遊びです。人と関わることが赤ちゃんの遊びです。何気ない仕草のようでも、赤ちゃんにとっては大切な遊びです。
⇒歩けるようになったら…
一日に一度は、外へ散歩に出かけましょう。子供にとっては「直接体験」が学習です。日中は外で身体を動かして遊びましょう。動物や自然と触れ合いましょう。子供と一緒に自然の光・音・におい・季節を感じましょう。
ノーメディアの取り組みは「禁止」ではありません。メディアから離れることで、子供の素敵な姿に気づくことです。
ノーメディアを実施した家族からは、
① 家族の会話が増えた
② 一緒に遊ぶ時間が増えた
③ 時間がゆっくり感じられた
④ 食事が早く済む
⑤ 子供が早く寝るようになった
⑥ 子どもの成長に気づいた などの感想が寄せられます。
どうぞ、こどもの生き生きと目を見て笑う姿を育むためにも、輝きを失わないためにも
テレビやビデオ、スマホを控えて子供をしっかりと抱きしめましょう!一緒に身体を使って遊びましょう!
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